2017-05

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vol.17「すくすくミュージックすくーる リズムの学校1」

いつもこのブログをお読みいただきありがとうございます。
リーラムジカ ピアノ教室コンサルティングの藤 拓弘です。


今日の教材は「すくすくミュージックすくーる リズムの学校 1」です。







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◆今日のチェックポイント◆
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この教材の第一目標は、

「動物の鳴き声で、音符を学び、重みや長さのイメージを育てる」

というところにあるでしょう。


例を挙げてみましょう。


●8分音符⇒ねずみの「ちゅちゅ」
●4分音符⇒犬の「わん」
●2分音符⇒牛の「もお」
●付点2分音符⇒馬の「ひひん」
●全音符⇒ゾウの「ぱああお」



■ここでのポイント■

音価が小さいものは、体の小さい動物、
音価が大きいものは、ゾウのような大きい動物で表し、
音符の長さを、動物の大きさで示すことによって分かりやすくしている。



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◆(2)動物たちとリズムを楽しく学ぶ

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これはリズムの勉強の教材で、純然たるピアノ教本ではないですが、
ソルフェージュの導入に良い教材だと思います。


ピアノ教育の最初期の子供(2才~3才)の導入として
使用するのがベストではないかと思います。


著者の江口先生が、

「これまでの常識をぬぎすてた、画期的なテキストです」

と述べているように、動物を例に挙げることで、音符の長さをイメージに
よって学習させるメソッドは、確かに今までにない発想だと思います。


これは面白い発想です。


音符を初めて勉強する子供たちは、楽しい動物のイラストや、
鳴き声で楽しく遊ぶことで、興味を持って勉強します。



また8分音符2個で「ちゅちゅ」と読ませる発想はさすが。


これにより「8分音符2個で、4分音符ひとつと同じなんだ」ということが
感覚ですぐに理解できるようになります。


音が短いことから、小さいねずみをチョイスしたところも、
子どもたちの創造力を考慮した選択なのでしょう。



日本のピアノ教本にはめずらしく、冒頭に英語による解説がついています。
(他にも、湯山昭さんの教本に英語の解説があります)


外国の子どもたちにも使用できるように、との配慮でしょう。


イラストも可愛くてとても良いです。


少し残念なのは、イラストの動物の表情(泣き、笑い、怒り)が、
ゲームに関係していないところが部分があるところですかね。


付点2分音符が「ひひん」全音符が「ぱああお」と言わせるのは、
わずかに無理があるかな、という感じがしますが、やってみると
なかなかどうして、子どもたちは楽しく勉強します。



幼児にはかなり楽しい教材になっているので、コピーを渡して、
自宅でお母さんと遊びながら勉強するというのも良い方法です。


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■基本データ
全音楽譜出版社  945円(税込)

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『すくすくミュージックすくーる リズムの学校 1 』 江口寿子・著
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4111782655/lilamusica-22/ref=nosim

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Copyrigt(c)2010 Takuhiro TO All Rights Reserved.

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vol.11「きれいにうたいましょう ソルフェージュ入門編」

今日の教材は、遠藤蓉子先生の「きれいにうたいましょう ソルフェージュ入門編」です。





この教材について「まえがき」の中から要約してご紹介します。


「このソルフェージュ曲集は、ソルフェージュを学習する人のための入門書と
して編纂されたものです(中略)世界の民謡やクラシック曲から、より歌いや
すいものを選曲しております(中略)全曲にピアノ伴奏を付けて歌うことによ
り、メロディーの背後にある様々なハーモニーにも触れることができ(中略)
いろいろなニュアンスのメロディーと伴奏とによって、様々な音楽的な表情を
身につけ、是非それを表現できるようになってください」



以下、この教材の要点をまとめてみます。


●45曲がオリジナル(ヤマハが作った曲)で、15曲が世界の民謡や
 クラシックの曲を採用している。


●音域や習熟度に合わせて、段階的に進歩できるような配慮がなされている。


●子どもに限らず、大人のソルフェージュとしても利用できる。


●伴奏譜に力を入れているので、単なるソルフェージュの新曲視唱だけに
 とどまらず、音楽的な要素も取り入れつつ学習できる。


●テンポ表示や、強弱記号が細かくついており、ただ音を正確に歌うだけ
 でなく、音楽的な高揚感、抑揚をつけることで、より生き生きとした
 視唱ができるような配慮がなされている


●伴奏部分を自分で弾くことで「弾き歌い」の勉強にも活用できる。



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◆今日のチェックポイント◆
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この教材の第一目標は、


「フレーズ感、強弱、テンポ感、そして伴奏に合わせて歌うことができる
ハーモニー感を大切に、視唱の基礎を楽しく学ぶこと」

にあります。


使用の際、注意したいことを挙げて見ますね。


●細かく強弱記号が書かれているので、まずどこにあるかチェックさせる

●音楽用語の意味を確認させること

●フレーズ感を大切にすること

●音楽は強弱をつけることによって、生き生きしてくることを教える



ハ長調の曲が大半を占めており(他にヘ長調、二短調、ト長調などが数曲)、
少々片寄りがあるか、と思われるのですが、そこはヤマハ。
ミュージック・データに対応しているソフトがあります。

これによって移調もテンポ変更も、伴奏に合わせて歌うことも自由自在です。


是非利用して、ソルフェージュ力を更につけたいものです。



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◆ピアノの基礎のソルフェージュを学ぶ

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ソルフェージュは、ピアノを弾く上で必要な能力ですよね。


これに関しては誰しも異論はないと思います。
それだけ、大切な音楽の基礎と言えるのがソルフェージュですね。


ですが、ソルフェージュ本はたくさんある反面、生徒さんの反応が
良くないという教材もあったりします。


この「きれいにうたいましょう ソルフェージュ」は、
綺麗な伴奏に乗って歌うことができるので、
生徒さんの反応も良い教本のひとつだと思います。



対象は「小学1年~6年生」と私はみています。

幼児には、多少難しい教材だと思います。
ある程度歌唱能力のついてきている小学校低学年くらいから始めたほうが、
より「歌う楽しみ」というものを感じることが出来ると思います。


生徒さん全員にこの教材を買わせるという手もありますが、
教室に一冊常備しておいて、コピー譜を生徒さんに渡して歌わせる、
というのが良いようです。


レッスンの手順としては、


・音を確認
・伴奏に合わせてとりあえず歌わせる
・強弱記号を指摘、意味と歌い方を確認させる
・もう一度強弱やテンポに気をつけて歌わせる


という感じが良いでしょう。


とにかく声にだして歌わせること、歌うことが恥ずかしい子には、
少しでもよく出来たら、すごく褒めてあげることですね。



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■基本データ
ヤマハミュージックメディア \903(税込)

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vol.9 「幼児のうたと音感」

今日の1冊は、遠藤蓉子先生の「幼児のうたと音感」です。
(画像は2巻のものです)





遠藤先生の教材で、レッスンをされている先生方も多いでしょうね。
私もその一人です。


遠藤先生の教材は、先生のあたたかいお気持ちが入っているようで、
子どもたちにも、とても人気があります。



「はじめに」にもありますが、この教材は、楽しく遊びの形をとりながら、
幼児の音感を育成するための教本です。

きちんと音程の取るための、「良い耳」を作ること、
ドレミなどの音名を習得するよりも、音と音の関係(音程)
を聞き分けられるような耳を育てることを最重要課題としています。


「おうたあそび」

「なきごえあそび」

「おんかんあそび」

の、「4ページを1セット」として、先生と歌いながら
楽しく勉強できるカリキュラムとなっています。



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◆今日のチェックポイント◆
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この教材の第一目標は、冒頭でも書きましたように、

「きちんとした音程のとれる良い耳を作る」

というところにあります。



その目標達成のために、「おうたあそび」「なきごえあそび」「おんかんあそび」
の4ページを1セットとして勉強します。



各学習をご説明致しますね。


■「おうたあそび」→子どもが知っている曲をとりあげている。知らない曲は丁寧に教える。
            歌を覚えてから先生と一緒に踊ったり、手遊びをする。
            歌う→踊り→模唱をゆっくりで良いので確実に仕上げるようにする。


■「なきごえあそび」→リズムの聴き取りの勉強。カードのなき声を先生の真似をして練習。
             先生が出したカードを自分の手を打ちながら言えるようにする。


■「おんかんあそび」→2つのカードの音程を覚えてカードを当てる。ドレミの音名に
              こだわるよりも、きちんと音程を聴きわけることが大事である。



また、可愛いイラストにより、ビジュアル的にもお子さんが
楽しく音楽を勉強できるでしょう。


イラストは塗り絵としても使用できることから、
綺麗に塗って楽しいオリジナルの教材に仕立てることも可能です。


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◆子供と一緒に楽しく学べる教材

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この教材は、2、3才のお子さんに適しているでしょう。


「おんかんあそび」のところは、ただ単音で「ドレド」のようにやらずに、
講師が旋律に簡単なコードを付けることで、和音の響きの中で覚えさせたいものです。


また、おどりの指導は、是非やらせたいものです。

子どもは体を動かすことが大好きですから、単調になりがちなレッスンに、
ちょっとしたアクセントとして、踊りを入れてあげたら、子どもたちも
楽しくなり、意欲も湧いてくるでしょう。


ですが、中には体を動かすことを、恥ずかしがってやらないお子さんもいます。


そういう子には無理にやらせることなく、少しずつ出来る範囲で
楽しんでやるのが良いでしょう。


うたを歌うことで、音感が自然と身につくようなシステム
なっているので、講師は、率先して大きな声でうたってあげたいものです。


講師ははっきり歌ってあげることで、子どもも心配することなく元気に
歌うことができます。弾き歌いのテクニックは必須ですね。


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■基本データ
サーベル社  \1260(税込)

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プロフィール

ピアノ教室コンサルタント

Author:ピアノ教室コンサルタント
ご訪問ありがとうございます。
ピアノ教室コンサルタントの藤 拓弘です。

※弊社サイトはこちら↓
リーラムジカ ピアノ教室コンサルティング


この教本ブログでは、「ピアノ教本・ピアノ教材」を一冊ずつご紹介しています。

私もピアノ講師として、ピアノ教本選びの大切さを痛感しています。

「ピアノを好きになってもらいたい」という気持ちが、私の原動力となり、「ピアノ教本・教材研究」を続ける力となっています。

また、教本研究は、著者の先生の、「レスナーとしての素晴らしい技術を学ぶこと」にもつながります。

皆さんと「ワンランク上のレスナー」を目指すブログを目指したいと思っています。

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