2017-08

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

vol.8 「バッハへの道」

今日の教材は『バッハへの道 1(原題・Die Polyphone Klavierfibel)』です。






この教材には、まえがきにもあるように、


●バッハの<インヴェンション>、組曲、フーガを学習者に親しませる

●両手の独立を習得し、正しい運指法を身につける

●楽しく勉強し、よく聴き、よく注意することを大切にする


ということを念頭に編纂されています。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆今日のチェックポイント◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この教材の第一目標は、

「バッハを勉強するための前段階でポリフォニーを学ぶ」

ということにあります。


ですから、この教本を、「ポリフォニーの入門書」と言っても差し支えないでしょう。


この教本を学ぶことで、バロックの巨匠、バッハへと導くことを目標にしています。

この教本は3巻で成り立っており、段階的に構成されています。



■1巻~ポリフォニーの入門(童謡、民謡をポリフォニーに作り直した)


■2巻~巨匠の小品を学習(「アンナ・マグダレーナのためのクラヴィーア小曲集」
     「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集」より)


■3巻~バッハと息子の小品とJ.Sバッハの作品を学ぶ(エマヌエル、フリーデマン、
     クリストフ、フリードリヒ、クリスチャン)



これらを段階的に学ぶことで、ポリフォニーの音楽を学ぶ礎を
強固にしようとする教本と言えるでしょう。



また、ショルツは、

「全て学ぶためには3~4年かかる」
「ピアノ学習2年目から開始してよい」
「本書を終えたら『インヴェンション』『フランス組曲』へ進むがよい」


と記しています。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(2)◆ポリフォニーを学ぶ良書

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ポリフォニー音楽を勉強するための教本です。


ある程度ピアノ学習が進んで、これから本格的にピアノの道へ進みたいとする
ピアノ学習者には非常に有効な教本でしょう。



これらポリフォニーの基本的な知識、テクニック無しで、いきなりバッハの曲を
弾くとなると、かなりの労力と忍耐力が必要になるでしょう。


バッハはそれだけ深遠で、入り組んだ音楽を書き残していますから、それらを
上手に勉強するためにも、この教材は非常に活用できるものと思います。



収められている曲は、おおかたが「右手の旋律から始めて、左手がそれを追いかける」
カノンやコラールの曲で占められています。



各曲にはタイトルが付けられており、練習するときのストレスを軽減させるこ
とに貢献しています。また、イメージもこれによって湧くでしょう。



私はこの教材を生徒さんの、「初見の練習」にも使用しています。


2つの旋律を同時に追いかけるためには、素早い目の動きと、良い耳が必要です。

これらを初見で行う訓練を積むことで、非常によい勉強になります。


最初はかなり苦労するかもしれません。しかし、やり方を丁寧に指導し、
励まし、やり遂げることを褒めることで、達成感を味わせたいものです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■基本データ
音楽之友社  \1155

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Copyright(c)2009 Takuhiro TO All Rights Reserved.

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


スポンサーサイト

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://lilamusica.blog9.fc2.com/tb.php/8-b65e93f0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

vol.9 「幼児のうたと音感」 «  | BLOG TOP |  » vol.7 「夢みるピアニスト 幼児のピアノ入門」

プロフィール

ピアノ教室コンサルタント

Author:ピアノ教室コンサルタント
ご訪問ありがとうございます。
ピアノ教室コンサルタントの藤 拓弘です。

※弊社サイトはこちら↓
リーラムジカ ピアノ教室コンサルティング


この教本ブログでは、「ピアノ教本・ピアノ教材」を一冊ずつご紹介しています。

私もピアノ講師として、ピアノ教本選びの大切さを痛感しています。

「ピアノを好きになってもらいたい」という気持ちが、私の原動力となり、「ピアノ教本・教材研究」を続ける力となっています。

また、教本研究は、著者の先生の、「レスナーとしての素晴らしい技術を学ぶこと」にもつながります。

皆さんと「ワンランク上のレスナー」を目指すブログを目指したいと思っています。

※最新の教材研究をお読みになりたい方は、↓
「1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン」
を合わせてお読みください。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
導入教材 (10)
テクニック (4)
曲集 (0)
ソルフェージュ教材 (3)
ポリフォニー教材 (1)
大人の教材 (1)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。